MS法人のメリット、デメリット
医院を開業された方々の中にはMS法人を設立され、活用をされているケースもあるようです。MS法人という法人は厳密にはなく、一般法人の中で医療機関の方などが設立された法人でその医療機関と取引をしていたり、医療機関でできない医療関連業務をしている法人を総称してMS法人と呼んでいるようです。
しかし、ただ設立・存在しているだけで、実際に存在の意味があるのかどうかも疑わしいものが多いように感じられます。節税を目的として設立したのに本当に節税になっているのか？今現在は節税効果があるが、将来貯まった資産をどのように個人に移転するのか、移転したときの課税はどうなるのか考えられていない・・・、節税額よりも運用コストの方が高い・・・、医療法人を設立してその中で完結した方が効果的では？・・・などというMS法人が多いのです。これでは何のためのMS法人かわかりません。
ただ、医療法人ではできない業務を行う必要がある場合や、特別な事情がある場合には大きな効果を発揮することもできるのです。私たちはただ単にMS法人を設立してよしとするのではなく、お客様が何で困っていらっしゃるのか、お客様の目的は何かを一緒に考えてまいります。
