開院後、順調に患者さんが増えてきますと、収益が増え、莫大な額の税金に驚かれる先生がいらっしゃいます。また、分院を開設したり介護事業など新たな事業展開を考えられる先生もいらっしゃいます。そのような時に力を発揮するのが医療法人です。
私たちは過去に数多く医療法人設立のお手伝いをしてまいりました。また、医療法人を設立した後に、効果的な運営ができずにお困りの先生方のお手伝いも数多く手がけてまいりました。この中でわかったことは、医療法人という制度やその活用方法を十分理解し、実施されている先生が非常に少ないということです。せっかく設立した法人がなんのメリットも生み出していないケースが数多く見受けられます。
私たちは先生にまず制度をよく理解していただくよう努力しています。その中で先生の医療経営計画や、人生の計画と照らしあわせて医療法人が有効かどうかを一緒に考えさせていただきます。意味のない医療法人は設立することを止めていただくこともございます。
ただ、この頃は医療法改正に伴う医療法人制度の変更があったため、医療法人は意味がない、損だ・・・などという声を聞くことが多くなりました。これもあまりにも短絡的な判断だと考えます。全体的に長期的に医療経営、人生を考えた場合にどうなのか?ということを一緒に考えさせていただきたいと思います。